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住宅金融公庫融資を利用して建築された戸建て注文住宅の具体的な仕様に関して以下のとおりアンケート調査を行いました。

アンケート調査

調査対象 マイホーム新築融資(一般貸付け、特別貸付け)
平成14年度第1回~第4回の申込物件
調査対象地域 全国(沖縄県を除く46都道府県)
調査件数 10,000件
回収率 31.5%(3,146件)
調査実施期間 平成15年1月10日(金)~1月28日(火)
調査方法 アンケート調査票の郵送による調査

※調査票受取者 公庫融資申込者(施主)
調査票記入者 施工者又は設計者

集計・分析方法 アンケート調査データと借入申込書データをマッチングして、集計・分析を行う

主な調査結果

耐久性に関する項目

1. 基礎の高さは約44cm
2. 床下防湿措置及び床下防蟻措置ともにRC造のべた基礎が増加
3. 通し柱の断面寸法は12cm角が約9割。樹種は集成材、ヒノキ、スギで約9割のシェア
4. 土台の樹種は防腐・防蟻処理土台が減少して、ヒノキが増加
5. 大壁構造(外壁内通気措置)が増加傾向にあり、約6割を占める

断熱性に関する項目

6. 窓サッシの枠はアルミ製が約7割、ガラスは複層ガラスが約6割のシェア
7. 屋根(又は天井)及び壁の断熱材は、グラスウールが約6割のシェア
床の断熱材は、ポリスチレンフォーム又はポリエチレンが約5割のシェア
8. 気密住宅の割合は5割弱

バリアフリーに関する項目

9. 廊下の有効幅員は約85cm、階段の有効幅員は約82cm
10. 階段の踏面は約22cm、けあげは約20cm
11. 浴室の手すりの設置率は約9割。浴槽に近い箇所の設置割合が高い

健康に配慮して講じた措置

12. 調査項目とした全ての措置で割合が増加(複数回答)

設備・防犯

13. 換気方式は、住宅全体の24時間機械換気システムの割合が大幅に増加
14. 防犯への配慮は、補助錠、耐ピッキング性能の高い錠、テレビドアホンシステムの順で採用割合が高い(複数回答)

アフターメンテナンス

15. 入居後の定期点検は9割以上の企業で実施予定
16. 10年を超える無料保証期間は約4割の企業で設けている

調査結果の概要

以下のファイルをダウンロードしてご覧ください。

タイトル 内容 ファイル形式
調査住宅の属性 住宅面積、工法、地上階数、建設費 PDF形式PDFファイル[4ページ:221KB]
耐久性に関する項目 基礎の構造、基礎の高さ、床下防湿措置床下防蟻措置、床下換気措置
〔在来木造について〕
柱の寸法と樹種、土台の樹種、外壁の構造、小屋裏換気孔
PDF形式PDFファイル[12ページ:228KB]
断熱性に関する項目 断熱材の施工方法、窓サッシ(枠、ガラス)、断熱材の種類(屋根又は天井、壁、床)、気密住宅 PDF形式PDFファイル[7ページ:248KB]
バリアフリーに関する項目 有効幅員(主な洋室の出入り口、廊下、階段)、階段の踏面とけあげ、手すりの設置箇所、浴室(手すりの位置、出入り口の有効幅員、段差、有効面積)、居間等と廊下の間の段差の有無 PDF形式PDFファイル[12ページ:573KB]
屋根に関する項目 形状、勾配、葺き材 PDF形式PDFファイル[4ページ:175KB]
健康に関する項目 健康に配慮して講じている措置 PDF形式PDFファイル[1ページ:25KB]
住宅設備に関する項目 換気方式、床暖房、防犯への配慮、雨戸 PDF形式PDFファイル[4ページ:154KB]
アフターメンテナンスに関する項目 入居後の定期点検の有無、無料保証期間(10年を超える期間) PDF形式PDFファイル[2ページ:46KB]
(注)グラフ中の地域区分
北海道 北海道
東北 青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島
首都圏 埼玉、千葉、東京、神奈川
関東
(首都圏を除く)
茨城、栃木、群馬、山梨、長野
北陸 新潟、富山、石川、福井
東海 岐阜、静岡、愛知、三重
近畿 滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山
中国 鳥取、島根、岡山、広島、山口
四国 徳島、香川、愛媛、高知
九州 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島

以上のデータの他、全ての調査結果データについては、(財)住宅金融普及協会別ウィンドウで表示(お問い合わせ電話:03-3260-7340)で「平成14年度住宅・建築主要データ調査報告ー戸建住宅編ー」として製本・販売されています。

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