座談会産休・育休を取得した職員の声

職員一人ひとりがやりがいを持ち、能力を最大限に発揮できる職場を目指して、
機構ではさまざまなワークライフバランスの制度を設けています。
ここでは、産休・育休について、4人の職員の声を通して具体的な取組を紹介します。

総務人事部人事グループ男性職員

総務人事部
人事グループ
伊藤 久

総務人事部在籍時、
育児参加のための
休暇等を取得

地域業務統括部地域連携グループ女性職員

地域業務統括部
地域連携グループ
高橋 啓子

総務人事部在籍時、
産休・育休を取得

地域業務統括部フラット35 運用グループ女性職員

市場資金部
市場業務グループ
黒田 祥子

リスク統括部在籍時、
産休・育休を取得

市場資金部市場業務グループ女性職員

地域業務統括部
フラット35 運用グループ
善名 さゆり

財務企画部在籍時、
産休・育休を取得

その人に合わせた働き方・休み方と
周囲のサポート


皆さんは産休・育休を取得していますが、印象に残っているエピソードはありますか?

善名
「私は2人子どもがいるので、2016年と2018年に2度産休・育休を取得しました。女性職員が多い部署だったので、『このタイミングで産休に入ったほうがいいよ』『復職時はこうしたほうがいいよ』とたくさんのアドバイスをもらったことが印象的です」
伊藤
「私の場合は配偶者の出産休暇、育児休業などをのべ1週間ほど取得しました。
当初の予定より出産が前倒しになり、繁忙期に休むことに心苦しさも感じたのですが、上司が『後悔するから絶対に取得しなさい!』と強く後押ししてくれました。周囲のサポートのおかげで出産に立ち会うことができて、新しい命が生まれる喜びを家族と分かち合えたことは一生の思い出になりました」
高橋
「私は人事グループ在籍時に産休・育休を取得しました。当時、仕事と育児の両立支援の推進を担当しており、産休・育休などの制度を職員に事前説明する側でした。各制度を知っていたので、自分もスムーズに取得することができました。取得時期はちょうど黒田さんと同じ頃でしたね」
総務人事部人事グループ男性職員の写真
黒田
「はい、私も産休取得前に、総務人事部からの事前説明で気になっていたことを聞くことができました。そうした中で、周囲の職員に温かい言葉をかけてもらったことはとても印象に残っています。仕事と育児の両立への不安もあったのですが、上司から『無理をせず、黒田さんのペースでやればいいよ』と声をかけてもらい、気持ちがすごく楽になりました」
善名
「私は産休中も部署の仲間たちからよく連絡をもらいました。節目の業務が終わったときに『万歳!』と報告がくることも(笑)。どういった業務が進んでいるかを知れる安心感はもちろん、『無事に終わらせてくれてありがとう!』と感謝の気持ちを伝えることで仲間意識が強くなったと思います」
高橋
「人事グループでの仕事や自分が妊娠を経験したことで、妊娠中も含め、育児との両立支援は人によって状況や希望することが違うということを改めて実感しました。例えば、つわりの症状や重さも人によって違うので、妊娠つわり休暇や短時間勤務の利用を希望する人もいます。また、男女ともに最長で子どもが3歳になるまで育児休業を取得できますし、その人に合わせた働き方、休み方、復職の仕方に応じていろいろな両立支援のための制度が使えるんだということを、身をもって経験することができました」
地域業務統括部フラット35 運用グループ女性職員の写真

制度の存在よりも、
制度を使いやすい環境や雰囲気が大切


復職に際しても、機構や周囲のサポートがあったと4人は振り返ります。

善名
「休んでいる間に変更があった制度や社内ルールに関する説明を受け、不安が解消されました」
伊藤
「職員同士の個人的なやりとりですが、出産祝いとして子ども用の衣類や玩具などのプレゼントをいただいて、同僚たちの温かい気持ちに心から感動しました!」
黒田
「復職初日、自分のデスクがピカピカに磨かれていたことが忘れられません。皆さんが温かく迎え入れてくれて、業務上も最大限のサポートをしてもらいました。復職当初は育児短時間勤務を利用していたため、勤務時間内で対応できる業務量に調整してもらい、半年ほどして慣れてきたころに『もっとできます!』と自ら発信して、主担当の業務を増やしてもらいました。きちんと人を見て、自分に合った対応をしてくれるので、モチベーションアップにもつながっています」
高橋
「私も復職当初は育児短時間勤務を利用しており、時間の制約がある中で悩むこともありましたが、無理をし過ぎずチームの仲間を頼ろうと気持ちを切り替えました。チーム内の課題と併せて、自分の状況やチーム内の状況をみんなで共有しながら仕事を進めていくことで、チームの仲間が私の手が回らないところもフォローしてくれて頼もしく思いました」
黒田
「子どもが体調を崩して早退や急な休みを取ることもあり、仲間たちに迷惑をかけてしまっていないか悩んだ時期もありました。そんなとき、上司が『育児はみんなに順番に回ってくるものだから、悩む必要はないよ。黒田さんの子育てがひと段落したら、今度は周りの人をサポートしてあげてね』と言われ、前向きな気持ちになれました。本当にいい上司に恵まれています(笑)」
地域業務統括部地域連携グループ女性職員の写真
伊藤
「私も妻や子どもが体調を崩した際には、時間単位や半日単位など、フレキシブルに休暇を取得できる機構の制度を利用しています。近年は育児休業を取得する男性職員も増えてきました。大切なのは、制度があってもそれを利用しやすい環境があるかどうか。そういう意味では、機構は利用を後押ししてくれる環境が整っていると思います」
善名
「機構って本当に穏やかで温かい人柄の人が多いですよね。それから、新人職員に対してすごくウェルカムで(笑)」
伊藤
「新人職員が口を揃えて言うんですよ、『意外と堅苦しくなくて風通しがいいです』って。和気あいあいとしてますよね」
市場資金部市場業務グループ女性職員女性職員の写真

在宅勤務で心のゆとりが生まれた


仕事と育児を両立する4人にとって、テレワークの導入も後押しになっています。

善名
「週の半分くらいは在宅勤務なので、心に余裕が生まれました。通勤時間がない分、朝のばたつきが減りましたし、いつもより早く子どもを迎えに行けています」
黒田
「通勤時間がないのは大きいですよね。子どものためにしっかり料理を作る時間もできますし、本当に余裕ができました」
高橋
「在宅勤務だと昼休憩のあいだに夕ご飯の支度ができるので、料理も炒めものから少し手の込んだ煮物も作れるようになったり。1品増えたり(笑)」
伊藤
「在宅勤務で通勤時間がなくなったので、業務が終わったらすぐに子どもをお風呂に入れて、切り替えもすごく早くなりました」
高橋
「伊藤さん、自分のワークライフバランスに点数をつけるなら何点ですか?」
伊藤
「もちろん満点です!(笑)」

産休・育休の取得実績

仕事と育児との両立を支援するため、育児短時間勤務制度や始業・終業時刻の繰上げまたは繰下げの制度、積み立てた年次有給休暇を育児等のために利用できる休暇制度等を設けています。

女性の育児休業取得率

100% ※1

女性の職場復帰率

86% ※2

男性が育児参加のために
5日以上休暇を取得した率

95% ※1

※1 2021年度実績

※2 2017年4月1日~2022年3月31日に出産し育児休業を終了した女性の実績

働きやすい職場環境づくり

職員一人ひとりがやりがいを持ち、能力を最大限に発揮できる職場づくりを目指し、各種休暇制度や在宅勤務を導入するなど、仕事と育児・介護等との両立支援に取り組んでいます。また、毎週水曜日や給与支給日を「ノー残業デー」とするほか、「マンスリー休暇」および「仕事と生活の調和休暇」などの休暇取得を奨励するなど、ワークライフバランスの促進に取り組んでいます。
2020年10月からは、事情により特定の勤務地でなければ勤務の継続が難しい場合に一定期間当該勤務地で勤務することができる措置(転勤配慮措置)を導入しました。あわせて、本人または配偶者が出産した場合に安心して復職できるよう、一定期間勤務地の変更が行われない措置(出産配慮措置)を導入し、さらに仕事と生活を両立しやすい環境を整えました。

仕事と育児との両立支援

仕事と育児との両立を支援するため、育児短時間勤務制度や始業・終業時刻の繰上げまたは繰下げの制度、積み立てた年次有給休暇を育児等のために利用できる休暇制度等を設けています。

※仕事と育児を両立できる職場環境整備に取り組んでいることにより、子育てサポートについて高い水準の取組を行っている企業として、「プラチナくるみんマーク」を取得

プラチナくるみんマーク

※仕事と育児を両立できる職場環境整備に取り組んでいることにより、子育てサポートについて高い水準の取組を行っている企業として、「プラチナくるみんマーク」を取得

仕事と介護との両立支援

介護を抱える職員が相談しやすい環境を整備するため、相談窓口を設置するとともに、働きながら家族の介護を行うことができるよう、勤務時間を短縮(1日あたり2時間以内)することができる「介護短時間勤務制度」を設けています。

※仕事と介護を両立できる職場環境整備に取り組んでいる企業として、「トモニンマーク」を取得

トモニンマーク

※仕事と介護を両立できる職場環境整備に取り組んでいる企業として、「トモニンマーク」を取得

女性活躍推進

多様な人材が活躍し、一人ひとりが仕事と生活を両立することができる働きやすい組織を目指し、女性活躍推進法に基づく行動計画(2021年4月2日~2024年4月1日)において、管理職およびリーダー層の女性比率、育児休業および男性の育児参加のための休暇等の取得目標を立てて、取組を進めています。

コンプライアンスヘルプラインの設置

職員が安心して働ける職場づくりのために、法令、社会規範等を遵守した適切な業務執行に努めています。内部通報窓口としてコンプライアンスヘルプラインを設置し、職員からの通報や相談を受け付けています。

※コンプライアンス推進に取り組んでいる企業として、「内部通報制度認証(自己適合宣言登録制度)」に登録し、「WCMSマーク」を取得

WCMSマーク

※コンプライアンス推進に取り組んでいる企業として、「内部通報制度認証(自己適合宣言登録制度)」に登録し、「WCMSマーク」を取得