建築の知識を社会に活かす、 JHFでの挑戦と成長。 JHFでの挑戦と成長。
2009年入構|工学部建築工学科卒
技術総合サポート部|建築技術
M.K
職務
経歴
| 1年目~2年目 | :首都圏支店 |
|---|---|
| 〜 | |
| 13年目~14年目 | :国土交通省(出向) |
| 15年目 | :審査部 |
| 16年目~現在 | :技術総合サポート部 |
01_入構動機 「住」への想いから始まった、社会貢献の可能性
「衣食住」という言葉があるように、人々にとって最も身近で大切な「住まい」に携わりたいという想いが、私の建築学の学びの原点にありました。大学では建築全般を学び、特に住宅の構法に興味を抱いていました。就職活動においては、より多くの方々に安心した住まいを提供することや、仕事を通じて社会貢献ができる企業に興味を持ちました。
そんな中で出会ったのが、JHFでした。JHFの事業は、住宅ローンというツールを通じて、全国の住宅に影響を与えられるスケールの大きさに魅力を感じました。住宅をキャッシュで購入する人が稀な日本において、住宅ローンは住まいを手に入れるための不可欠なツールです。住宅ローンの提供を通じて住宅の質の向上に
貢献できる点に、大きな可能性を見出しました。
面接を重ねる中で、人事担当者や技術系の職員と話す機会を得て、職員の人柄にも惹かれました。「この人たちと一緒に働きたい」と心から思える温かい雰囲気も、入構を決意した大きな要因となりました。

02_仕事内容とやりがい 円滑な住宅取得を支える技術基準の策定
現在、私は住宅の技術基準の策定と改訂に携わっています。【フラット35】は、最長35年の全期間固定金利の住宅ローンであり、お客さまの融資審査だけでなく、融資する住宅がJHFの定めた技術基準に適合する必要があります。これにより、民間金融機関では融資が難しい地域も、JHFの技術基準を満たせば融資対象となります。
私の部署では、融資制度の目的や背景を踏まえて技術基準を策定したり、物件検査の方法を示したマニュアルを作成しています。また、関連制度や社会情勢の変化等を考慮し、これらが最新の状態となるよう定期的な見直しも実施しています。2025年度からスタートした【フラット35】中古プラスを新設した際は、お客さまの使いやすさも考慮し、制度の目的が達成できるよう技術基準を定めました。
この仕事のやりがいは、私たちが策定した技術基準やマニュアルによって、良質な住宅が普及し、多くの人々が安心して住まいを手に入れられることです。外部の検査機関やJHFの営業部門から「利用しやすくなった」「良くなった」との声を聞くたびに、大きな達成感を得ています。

03_働く環境と魅力 多様なキャリアパスがもたらす相乗効果と視野の広がり
JHFの魅力は、多様なキャリアパスと自己成長を支援する環境にあります。私は技術職として入構後、営業や融資業務、さらには国土交通省への出向も経験しました。これらの経験で、専門知識の習得に加え、お客さまや住宅事業者の視点、国の政策動向など、多角的な観点で業務を捉えられるようになりました。また、現在の技術基準策定において「いかに分かりやすく、使いやすい技術基準にするか」という視点につながっています。
JHFでは、職員のスキルアップも積極的に支援しており、入構後の研修で不動産や金融の基礎知識を学ぶことができます。ファイナンシャルプランナーや宅地建物取引士、建築士などの資格取得も奨励され、費用補助制度も充実しています。経験豊富な上司や先輩が多く、困った時にすぐに相談できる風通しの良い環境です。

04_志向性とキャリア これまでの経験を活かし、次世代を担う人材の育成に注力
これまで
出向で培った専門知識
国土交通省出向時に得た知識や経験を技術基準の見直し時に活かすことができました。JHFの技術基準は国の制度を引用しているため、それらの制度目的や背景を理解しておく必要があります。出向時は国の制度改正等に携わっていたためそれらの知識を深めることができました。
現在
管理職として担う、主体性のある人材の育成
管理職として、後輩たちには「どのような目的でこの制度があるのか」「社会にどのような影響を与えるのか」という本質的な意義を伝えています。彼らが自ら考え、行動できるような人材育成にも注力していきたいと考えています。
未来
変化に応じて良質な住宅の普及を目指す
住宅をとりまく環境やニーズは時代に応じて変化しています。住宅の取得時だけでなくライフサイクルに応じたサービスや商品を提供していくために、技術基準や技術的支援をどのようにカスタマイズしていくか検討しているところです。JHFの役割である「良質な住宅の普及」を更に広く進めていきたいです。
Column
〜JHFで活かす建築技術とは?〜
JHFは、設計・施工・流通等ではなく、『金融』という手法を用いて、日本の住生活の向上に取り組んでいます。
JHFは政府系金融機関として、全期間固定金利の住宅ローン【フラット35】の融資の要件として、建築基準法よりも高い技術レベルである独自の技術基準を定めています。さらに、「省エネルギー性」「耐震性」「バリアフリー性」「耐久性・可変性」に優れた【フラット35】Sの技術基準を満たす住宅については、一定期間金利の引下げを行っています。その他、良質な中古住宅を取得する際に一定期間金利を引き下げる【フラット35】中古プラスも導入し、各種技術基準と金利引下げの制度を組み合わせることで、お客さまの住生活の向上に貢献するだけでなく、世の中に良質な住宅が普及していくよう誘導しています。
建築を学んできた職員の仕事の一つは、仕様書を作成することです。仕様書とは、技術基準や設計図面では表せない施工方法・使用材料などを詳細に示し、わかりやすく解説したもので、物件検査の申請図書としてのみならず、技術解説書としても住宅事業者の方に支持されています。他にも、住宅事業者向けに、仕様書を活用して、【フラット35】や【フラット35】Sの技術基準を解説するセミナーを開催し、技術基準の普及に努めています。

Oneday_Scheduleある⼀⽇の流れ
-
8:55
出勤。
スケジュール確認、メールチェック。
朝礼で、スケジュールや業務内容をグループ員と共有。 -
10:30
部内定例打合せ。
業務報告や今後のタスクを共有。 -
12:00
昼食。
外部機関主催のWeb会議に参加。 - 15:00 マンション共用部分リフォーム融資の工事審査。
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17:00
終礼。
業務の進捗状況をグループ員と共有。
17時30分に退勤。