職員 M.K
仲間を知る Vol.12

金融で日本の暮らしを支える。公共性というやりがい。

2016年入構|商学部商学科卒

市場資金部|資金調達
M.K

職務
経歴

1年目~4年目 :九州支店
5年目~6年目 :リスク統括部
7年目~現在 :市場資金部

01_入構動機 民間にはない「公共性」という価値

私がJHFを志望した最大の理由は、民間企業とは異なる「公共性の高さ」に強く惹かれたからです。大学では商学部で保険について学んでいましたが、金融業界特有の「ガツガツした営業」というイメージに少し違和感を抱いていました。

そんな時、たまたま参加したJHFの説明会で、住宅金融を通じて社会貢献する事業内容を知り、特に災害時の被災者支援という役割に感銘を受けました。それまでの就職活動で出会った企業とは違う文化を持ち、利益追求だけではない、人の生活を支える確かな使命感に強く惹かれたのです。独立行政法人という組織形態も、私にとっては新鮮で、その公共性が大きな魅力に映りました。

最終的な決め手は、JHFの面接形式でした。複数回にわたる1時間の面接で、担当者が親身に話を聞いてくれ、自分らしさを出せました。人を大切にする温かい社風が、入構を決意させました。

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02_仕事内容とやりがい 日本の住宅市場を支える資金調達の最前線

私は現在、市場資金部で【フラット35】の資金調達という重要な業務を担っています。JHFの事業は、安定した資金調達なしには成り立ちません。私たちは毎月、数百億円規模の資金を国内外の投資家から調達しており、JHFが発行する「MBS(住宅ローン債権を裏付けとした証券)」の魅力を直接伝えています。

この仕事の面白さは、マーケットの動きを肌で感じられることです。金利や為替、国内外の経済情勢など、さまざまな要因が資金調達に影響を与えます。日々、最新情報をキャッチアップし、投資家のニーズを深く理解しながら交渉を進めます。市場環境が厳しい時でも、私たちの取組を応援してくださる投資家の方々の期待に応え、無事に資金調達ができた時に大きなやりがいを感じます。

入構当初は金融知識がほとんどありませんでしたが、日々の業務や先輩、投資家との対話を通じて着実に知識を深められました。世の中の動きが業務に直結するため、常に学びがあり、知れば知るほど面白さが増していく奥深い仕事だと感じています。

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03_働く環境と魅力 相互に支え合い、安心して成長できる職場

JHFは、若手にも積極的にチャンスを与える風通しの良い職場です。私は入構後、最初の4年間を九州支店で過ごし、債権管理業務に携わりました。債権管理業務では、どうしたらお客さまが返済を継続できるか、金融機関と連携し検討していました。はじめての一人暮らしも、周囲の温かいサポートで不安なく馴染めました。

支店での経験は、現在の資金調達業務に大いに役立っています。現場を知ることで、お客さまのニーズを理解し、実践的な戦略を立てることが可能です。2~4年ごとの部署異動を経験することが多いため、多角的な視点と幅広い知識を身につけられることも魅力です。

ワークライフバランスも重視されており、有給休暇や時間休が取得しやすい環境です。育児休業も男女問わず取得者が多く、周囲の同僚も温かく見守ってくれます。週1回のテレワークも可能で、柔軟な働き方ができるため、長期的なキャリアを安心して築けることがJHFの大きな魅力です。

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04_志向性とキャリア 多様な経験と市場への探求心で拓く、事業発展と自己成長

これまで 

多様なキャリアが育んだ、確かな成長

私のキャリアは多様な経験を通じて成長しました。九州支店で現場を経験後、リスク統括部で気候変動の物理的リスクを分析。JHF初のGISツール活用で業務表彰を受け、客観データで財務健全性を示し、大きな達成感を得ました。

現在 

金融市場の動向を捉え、更なる進化を追求

市場資金部で資金調達の最前線に立っています。この部署に配属されてからは、金融市場や投資家の動向を日々ウォッチし、膨大な情報の中から必要なものをキャッチアップする力が飛躍的に向上しました。投資家の方々はまさに「プロ」であり、日々の対話を通じて、常に新しい知見や視点を蓄えることを心がけています。

未来 

探求心を持ち続け、事業発展に寄与

将来的な志向としては、IR(投資家向け広報)能力をさらに高め、JHFの事業や社会貢献性をより多くの投資家に深く理解してもらうことで、安定した資金調達に貢献したいと考えています。また、常に新しい技術や市場の動向にアンテナを張り、それを業務に活かすことで、JHFの事業をさらに発展させていきたいと考えています。

Column

〜JHFで活かす金融工学とは?〜

金融工学とは、金融に関する課題を数学やコンピューター等を用い、工学的に分析する学問であり、リスク管理等に役立てられます。 JHFの主幹業務である【フラット35】では、民間金融機関がお客さまに対して融資した全期間固定金利の住宅ローンの債権を、JHFが買い取るという仕組み(買取型)を採用しています。 民間金融機関は預金を元手に融資を行うことができますがJHFには預金業務がないため、市場からの調達が必要となります。そのため、買い取った住宅ローン債権を担保にMBS(資産担保証券)という債券を発行し、機関投資家に販売することで、買取資金を調達しています。JHFは、【フラット35】を安定的に提供するだけでなく、MBSの国内最大級の発行体として、日本の証券化市場の発展にも貢献しているのです。そのため、金融工学を用いたリスク管理は極めて重要であり、JHFの根幹をなす業務の一つです。これら住宅ローン等の事業の特性を踏まえたリスク管理を実施するとともに、JHFの業務・特性を踏まえ、各リスクを総体的に把握・評価することによる統合的な観点からのリスク管理も行っています。

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Oneday_Scheduleある⼀⽇の流れ

  1. 8:55 出勤。
    メールチェック。
  2. 9:30 グループミーティング。
    市場動向や金利について情報収集。
  3. 12:00 昼食。
    証券会社から投資家の需要状況の最終報告を受け、役員報告用の資料を作成。
  4. 15:00 投資家の需要状況について上司へ報告、相談。
  5. 16:30 証券会社から投資家の需要状況の最終報告を受け、翌日の起債運営についてミーティング。
    17時30分に退勤。