
入構からの歩み
- 2015年
- 四国支店債権管理・コンプライアンス部門債権管理グループ
- 2016年
- 四国支店地域営業部門営業推進グループ
- 2017年
- 四国支店地域営業部門地域営業グループ
- 2018年
- 日本経済研究センター派遣
- 2019年
- リスク統括部信用リスク管理グループ
- 2021年
- リスク統括部統合・ALMリスク管理グループ
償還率の推計は、財務に大きな
影響を与える重要な業務。
Q.大学時代に学んでいたことは?
数学科で確率論を専攻していました。確率論とは、簡単に言うとサイコロでどの目が何%の割合で出るかを研究する学問です。これを電気分野やファイナンスに活かす研究をしていました。株価の上がり下がり、投資理論等の金融工学を研究していくうちに、ファイナンスの面白さに惹かれました。
Q.現在の業務内容は?
機構の資金繰りをモニタリングし、お客さまからどれくらい繰上返済されるか(期限前償還率)を推計する仕事に携わっています。機構は預金を持たない金融機関なので、繰上返済の推計金額をもとに資金調達を行う必要があり、財務に大きな影響を与える重要な業務です。推計金額より実際の返済額が少ないと、新たに資金を調達する必要が出てきます。逆に、手元に残る額が多くなれば運用の必要が生じます。こうしたリスクを最小限に抑えるために、推計業務はなくてはならないものです。推計を機構の経営に活かし、支えることがやりがいにつながっています。
コロナ禍では、どれくらい返済があるかを数字だけでは読みきれない部分があります。そんなときは、現場の情報を活用し、繰上返済の推計を議論しています。また、全期間固定金利の住宅ローン【フラット35】は推計期間も35年間と長期にわたるため、数理モデルを駆使し、将来の市場金利を予測した上で推計を行っています。

シンクタンクへの出向によって
視野が広がりました。
Q.印象に残っている仕事は?
2018年に日本経済研究センターというシンクタンクに出向し、日銀の金融政策や地銀の統合合併の研究をしていました。当時はマイナス金利政策の最中で、金融緩和でどのような出口戦略が考えられるかを考察していました。出向先には色々な企業の人が集まっており、視野が広がるきっかけになりました。当時のメンバーとは仲が良く、今も連絡を取り合っています。
Q.仕事で心がけていることは?
常に「なぜ」という単語を意識しています。リスク管理では変化の兆しにいち早く気づくことが重要で、対応の遅れは重大な損失をもたらす可能性があるからです。常に疑問を持ち、通常と異なる動きがあれば「どうしてこうなったのか」を考え、原因を探るように心がけています。
Q.やりがいを感じる瞬間は?
推計を機構の経営に活かし、支えることが一番ですが、学んだ知識が業務に活かせたとき、後輩に業務の論理的な背景を説明し、理解してもらえたときは嬉しいですね。また、難しくて内容を理解できていなかったことが、業務とつながって腑に落ちたときには自身の成長を実感します。

意見交換が盛んに行われ、
互いに高め合える職場です。
Q.業務で活かされている大学時代の学びは?
大学時代に学んだことが仕事に直結しています。当時学んだ確率論や統計学は、リスクを計測するモデルのチューニング等に活かされています。信用リスク管理を担当していた際には、「信用リスク計量モデルの高度化」という新たな計量モデルの構築に携わりました。お客さまが返済できなくなるケースを計測し、想定外の結果が出たときに機構にどう影響が及ぶかを外部コンサルタントと考察していました。
Q.学生にひと言お願いします。
リスク管理は数式や考え方が難解な部分があり、気後れしてしまう学生さんもいるかもしれません。でも、先輩たちが優しくフォローしてくれますし、意見交換が活発で互いを高め合おうという雰囲気があるので、やりがいやモチベーションが持続する業務だと思います。自分がやりたいことに向かって進み、それが機構で見つかると嬉しいです。
1 DAY SCHEDULE
出勤の場合
- 8:55
- 出勤
- 9:00
- 他部署との打合せ
- 10:00
- データ計測作業(期限前償還率等)
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- データ傾向等をグループ員と打合せ
- 14:00
- 月次モニタリングの結果について部長報告
- 15:00
- 打合せを踏まえたデータの計測
- 16:00
- 他部署から依頼されたデータの作成
- 17:00
- 業務内容の整理
- 17:15
- 退勤
在宅の場合
- 8:55
- 業務開始
- 9:00
- 機構の今後の資金繰りについて確認
- 10:00
- 資金繰りの状況についてグループ員に報告
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- データ計測結果をもとに資料作成
- 14:00
- グループミーティングで業務の進捗状況を共有(WEB会議)
- 15:00
- 資料作成について打合せ
- 16:00
- 打合せを踏まえた資料の修正
- 17:00
- 業務内容の整理
- 17:15
- 業務終了